脂肪肝と言われたら?原因・改善方法をわかりやすく解説
2026-04-01
人間ドックで「脂肪肝」と指摘された方へ。原因から生活習慣の改善方法まで、放射線科医が丁寧に解説します。
人間ドックの腹部超音波検査で「脂肪肝」と指摘される方は非常に多くいます。怖い病気に聞こえますが、多くの場合は生活習慣の改善で回復できる状態です。
脂肪肝とは
肝細胞に中性脂肪(トリグリセリド)が5%以上蓄積した状態を「脂肪肝」といいます。超音波検査では肝臓が白く明るく見えるのが特徴で、「輝度上昇」とも表現されます。
主な原因
脂肪肝の原因は大きく2つに分けられます。
① 非アルコール性脂肪肝(NAFLD)
お酒をほとんど飲まないのに脂肪肝になるケースです。過食・肥満・糖尿病・脂質異常症が主な原因で、現代人に最も多いタイプです。
② アルコール性脂肪肝
アルコールの過剰摂取が原因。純アルコール換算で1日60g以上(ビール中瓶3本相当)の摂取が目安です。
NASHへの進展に注意
脂肪肝のうち、炎症や線維化を伴うものを「NASH(非アルコール性脂肪性肝炎)」と呼びます。NASHは放置すると肝硬変→肝がんへ進展するリスクがあります。
血液検査でALT・ASTが高い方は、単純な脂肪肝ではなくNASHの可能性があるため、消化器内科への受診をお勧めします。
改善方法
最も効果的なのは体重の5〜10%の減量です。
まとめ
脂肪肝は「生活習慣が見えている状態」です。怖い病気ではありませんが、放置は禁物。年1回の超音波検査と血液検査で経過を確認しながら、少しずつ生活習慣を改善していきましょう。
#脂肪肝#肝臓#超音波