下戸でもなる脂肪肝(MASLD)の話
2026-05
人間ドック健診医・画像診断医 監修
アルコールを飲まなくても3人に1人が該当する代謝関連脂肪性肝疾患。改善の鍵は減量。
「お酒を飲まないから脂肪肝なんて関係ない」——よく聞きますが、実は誤解です。
飲まない人もなる脂肪肝
近年、MASLD(マッスルディー:代謝関連脂肪性肝疾患) という言葉が広まっています。アルコールが原因ではない脂肪肝を指し、日本人成人の 約3人に1人 が該当するとされます。
以前は NAFLD(非アルコール性脂肪性肝疾患)と呼ばれていましたが、より病態に即した名称として MASLD に置き換わりつつあります。
何が肝臓に脂肪を溜めるのか
主な原因は、糖質・脂質の摂りすぎと運動不足。具体的には:
つまり、メタボリックシンドロームと深くつながっています。
放っておくと何が起こる
脂肪肝の一部は、炎症と線維化を伴う MASH(マッシュ) に進行します。さらに進むと 肝硬変・肝がん へ。
「飲んでないから安心」が、最も危険な思い込みです。
健診でわかること
ALTがじわじわ上がっている、超音波で「軽度脂肪肝」と言われた——その時点で対策を始めるのが理想です。
改善の鍵は減量
体重を 5〜10%減らす だけで、肝臓の脂肪・炎症が改善することが分かっています。薬よりも、まず生活習慣。下戸の脂肪肝こそ、生活で変えられる病気です。
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